「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」三戸政和
年間100万社が廃業する大廃業時代の生き抜き方を3分で紹介
目次
一言紹介
ハードルが高いイメージがある経営ですが、廃業が相次ぐ今だからこそ大企業での経験を生かしてビジネスシーンを支える経営者を目指しましょう
著者
三戸政和
株式会社日本創生投資 代表取締役社長。ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)でベンチャーキャピタリストとして活躍。その後、日本創生投資を創設し、中小企業に対する事業承継・再生などに関する投資を行なっている投資のエキスパート。
本の内容
起業はギャンブル
入念な準備を行っても企業の成功率は非常に低く(成功率0.3%程度)、プロの投資家でも本当に成功するかを予測することはできません。破産覚悟でやりたいことがある人以外はやめておきましょう。
経験を生かして会社を買う
あなたが大企業で仕事を通じて得てきた知識、スキル、人脈を生かして(飲食店以外の)会社を買いましょう。大企業で「勝利している」マネジメントモデルを体感しているだけでも中小企業の中では価値があります。
後継者不足の会社を狙う
国内企業の66.5%が後継者不在(2017年)であり黒字のまま倒産する会社がたくさんあります。中小企業の後継者問題をあなたが解決しましょう。
会社は資産
会社を買えば継続的な「役員報酬」、売却時の「売却代金」がそのままあなたの資産となります。資産を持って定年後も豊かな生活を送りましょう。
感想
大企業を卒業したい人向け
大企業等で管理職として働いている人向けという印象を受けました。管理職になっていない私にはまだ早いかもしれませんが、大企業→資本家への1つの手段として参考になりました。
自分のアップデートを継続
大企業勤めであれば中小企業で役立つ能力を身に着けられるという前提があるように感じました。変化の激しい現在では、大企業での経験のみでなく、自らをアップデートし続ける姿勢が必要になるかもしれないと思いました。
今何をすべきか?
他部署の人に話しかける
知識の蓄積がなければ、経営者になっても何もできません。(特に若手のうちは)他部署の情報は何もしなければ手に入りません。同期等の話しやすい人でいいので勇気を出して「最近お仕事どうですか?」と聞いてみましょう。情報に触れることがあなたのアップデートの第一歩です。