いつか偉くなる妻への読書メモ

3分で読めるビジネス書等の要約

「新訳 ハイパワーマーケティング」ジェイ・エイブラハム

 全米でマーケティングのバイブルと言われている伝説の名著を3分で紹介

目次

一言紹介

  目指せお客様満足度1000%って感じの内容です。誰かより圧倒的に優秀な人はほとんどいないが、 卓越した戦略をによって圧倒的な結果を出すことは出来ます。卓越した戦略とは何かを学び、圧倒的な結果を出しましょう。

 

 著者

ジェイ・エイブラハム

 企業に成長戦略を提供することに焦点を当てたマーケティング·コンサルタント会社、エイブラハム・グループの創業者兼CEO。2000年にアメリカでトップ5の経営コンサルタントの一人として挙げられるようなすごい人。

 

本の内容 

 卓越論という考え方を元にビジネス戦略のアイデアと検証法について詳しく記されています。

卓越論

 相手の望むものを考え抜いて、商品を提供することが他を圧倒するという考え方。多くの場合、クライアントが本当に望むものは物体ではなく体験です。以下の3つの手法がおすすめです。

①最高のオプション

 自分の商品でクライアントが完全に満足できるようなオプションを用意しよう。本当に欲しいものが用意されていれば、進んで追加料金が支払われます。

②リスクリバーサル

 商品に保証を付けましょう。クライアントが買わない理由(特に心理的なもの)が全て取り除かれれば買うしかありません。 

③クライアントの復活

 購入しなくなったクライアントには、その理由をしっかりと確認しましょう。 再購入の気まずさや手間を無くせば復活するかも知れません。

 

最小ロット検証

 新しい商品(戦略)は可能な限り小さいロットで実施しましょう。商品が良いか判断するのはあなたではなくクライアントです。多数の戦略を検証結果ベースで議論しましょう。

 

感想

ビジネスマンは暗記するまで読むべき一冊

 目の前の仕事に追われていると忘れがちなビジネスの基本を思い出させてくれますし、戦略のアイデアや検証方法まで紹介してくれているビジネスの指標となる本だと感じました。

結局最適な戦略は自分で見つけるしかない

 非常に内容の濃い本書ですが、(当たり前ですが)誰にでも適応可能な絶対成功する販売戦略が記載されているわけではありませんでした。自分で自分の最適な戦略を検証し続けるのが大切なのだと感じました。

 

今何をすべきか?

自分のクライアントの満足度を評価しよう

自分という商品を購入しているクライアントが誰なのか、そのクライアントが1000%満足しているかを考えてみましょう。一週間に一回10分でもクライアントの満足度を評価することはいずれ部下を持った時、難しい経営判断を迫られるようになったときに役立つ経験になると思います。